今回は、評判・口コミをもとにした、MS-Japanのレビュー解説となります。
とにかくMS-Japanは、歴史、求人数、専門性、アドバイザーの質など、どれをとっても大変優秀なエージェントです。
士業従事者はもちろん、管理部門を志望する人にとっては、ぜひ注目しておきたいところと言えるでしょう。
ただしマイナス部分も全くないわけではなく、むしろ近年では厳しめの声も聞こえてきます。
そこでこの記事では、MS-Japanの実情にズバリ迫ってみたいと思います。
MS-Japanと二人三脚で新たなキャリアを切り開いていく姿をイメージしていただけたらと思います。
・実務経験、通算20年以上
・独立までに大・中・小の3つの事務所に勤務(他に特許事務所経験あり)
・資格:公認会計士・税理士・弁理士
・独立後は会計・特許事務所を運営
MS-Japanの評判・口コミ

まずはMS-Japanの評判・口コミから見ていきましょう。
良い評価・口コミ
Hさんのコメント(★★★★★)
Hさんからは、アドバイザー、求人票、求職者へのフォロー等につき、大変細かくコメントをいただいており、参考になります。
🍀アドバイザーについて
初回面談は対面でしたが、電話でも可能なようです。
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こちらのこれまでの経歴、転職したい理由や業界、職種、希望年収等を伝えますが、アドバイザーが無理に転職する時期でないと判断した場合は、それを正直に伝えてくれました。
主なメール・電話でのやり取りは求職者担当アドバイザーとですが、選考が進むと求人企業担当のアドバイザーとも話し、選考企業の雰囲気や選考での印象等を伝えてくれました。
🍀求人票等について
大手や安定企業が多いので、紹介される求人は魅力的なものが多かったです。
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他の転職エージェントでは全てに目を通せない程の求人量を一気にメール送信されることもありましたが、MS-Japanではそんなことはなく、丁寧に求人を見ることができます。
🍀求職者へのフォロー
きめ細かくフォローをしてもらったと思います。特に私は初めての転職で不安だらけでしたので、精神的にMS-Japanは頼りになりました。
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相談や質問についても、可能な限り早くに連絡(返信)していただいたと思います。
他の転職エージェントやサイトを利用して選考が進んだら、それを伝えるのは最初は抵抗がありましたが、他のエージェント紹介の選考通過を友人のように喜んでくれたのが非常に嬉しかったです。
🍀総評
私は選考がうまく進まずに焦って不安になっていた時に、アドバイザーと電話で話して、少し冷静になれたように感じました。
自分が転職して何をしたいのか、どういう仕事をしていきたいのかを整理でき、その後はとんとんとスムーズに選考が進むようになりました。MS-Japanは管理職や士業分野が得意ですので、この方面での転職を考えている方は利用する価値のあるエージェントだと思います。
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Sさんのコメント
(公認会計士・女性・27歳):監査法人(700万円)➡プライム市場・IT企業(600万円)
キャリアアドバイザーに相談し、初めての転職に成功 初めての転職で不安な面も多かったのですが、MS-Japanのキャリアアドバイザーに親身になって相談に乗っていただき、安心しました。また、先方の企業情報や働いている方々の人柄まで詳細に情報を伝えていただいたので、入社前のイメージングもしっかりとできました。入社後のフォローも行っていただき、今は徐々に業務にも慣れ、落ち着いて働くことができています。
MS-Japan
Mさん
(税理士・男性・30歳):会計コンサルティング会社(550万円)➡事業再編コンサルティングファーム(年収:600万円)
業界に熟知したキャリアアドバイザーの存在 MS-Japanのキャリアアドバイザーは税理士・会計士の業界を熟知しており、私をレジュメのみで判断するのではなく、実際に経験してきた業務もしっかりと評価していただき、それを活かすための方策も共に考えて下さいました。また先方の求めている人材像、スキル面についても事前に的確に伝えていただいたので、面談では効果的にアピールすることもできました。今回、希望の職種に転職できたのは、会計業界に特化したMS-Japanに相談したことも勝因だったと考えています。本当にありがとうございました!
MS-Japan
悪い評価・口コミ
Rさんのコメント(★★☆☆☆)
なんとしても内定を受諾させようという感じにたじたじとなり、悩んだ末にやめてしまいました。条件についても、内定受諾するかしないかの場面にて、広告よりも50万円ほど低い年収額を提示してきて、申し訳ないですが腹が立ちました。仲介できれば、エージェントにはフィーが入るので私の人生なんてきっとどうでもいいんだろうなあ、と想像してしまいました。もっとも、友人はこちらでとてもよい感じの担当の方に恵まれたようで、担当にもよるのかと思います。ご参考になればと思い投稿いたします。
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Nさんのコメント(★☆☆☆☆)
自分の場合ですが、面談した時に応募書類を部門ごと(営業事務用・経理事務用みたいな感じ)に用意しましょうってなったんですが、提出したにも関わらず、1度も担当から連絡が来ない。
内容についてもそうだけど、提出したんだから反応くらいしろって感じです。しかも、求人も全く送られてこないうえに、送ってくる人は毎回違う。
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これは会社としてのスタイルなのか、担当がいていないようなもの。
ひどすぎて笑えないし、途中から使おうとも思えなくなりました。
Tさんのコメント(★☆☆☆☆)
自分の担当者は正直また利用したいと思える人ではありませんでした。それなりの年次の方でしたので、会社としてのトレーニングがなっていないのだと思いました。
求職者とのマッチングは二の次のように思え、結局担当者が楽をして決まればよいと考えたいたのだと思います。特に初めて転職活動する人は、こちらから積極的に聞いていかないと、同じ様な目に遭うと思います。
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MS-Japanの全体的な評判
MS-Japanについての評判をまとめておきます。
- 業界や求人企業を熟知している
- 求人票ではわからない情報や求人企業のニーズ等を教えてくれる
- そのため対策がしやすく、アピールが伝わりやすい
- 担当者にバラつきがある
全体的に特に印象的だったのが、求人企業についての精通度の高さでした。
求職者と求人企業との距離を縮められる、大切な要素の一つと言えるでしょう。
単にミスマッチを防ぐだけでなく、具体的に何をすればよいのかも明確になります。
他方で、コメントにもありますように、担当者によっては質や相性に疑問符が付くこともあるようです(ただしMS-Japanに限ったことではない)。
求職者にしてみれば、担当者はエージェントの顔と言ってもよいので、(担当者の不手際等は)そのエージェント自体のマイナス評価につながるものです。
MS-Japanとはこんなエージェント

MS-Japanの概要
- 歴史があり、ノウハウと実績が豊富
- 管理部門・士業に強い
- 幅広い年齢層にも対応
求人件数 | 約9,500件 |
得意分野 | 管理部門・士業 |
主な年齢層 | 20代~50代 |
非公開求人 | 〇 |
設立(歴史) | 1990年 |
管理部門・士業に詳しく、かつ求人数が豊富なエージェントです。
30年以上の歴史と、延べ2万人以上の転職サポート実績があります。
士業に限らず、管理部門を希望される方には、決して見逃してほしくないエージェントと言えます。
ちなみにMS-Japanは東京証券取引所プライム市場に上場しています。
MS-Japanの求人内訳
次は求人件数の内訳です。
MS-Japan | |
---|---|
公認会計士 | 1,026 |
会計士試験合格者 | 625 |
監査法人 | 199 |
税理士 | 1,109 |
税理士科目合格者 | 942 |
会計事務所・税理士法人 | 1,297 |
コンサルティング | 536 |
事業会社 | 2,999 |
金融機関 | 90 |
各内訳を見ても、求人件数は豊富です。
会計士・税理士関連はもちろん、事業会社等の案件数も充実しています。
また、実は非公開求人の数も多く、割合的にも90%が非公開案件とのこと。
MS-Japan限定の独占案件も少なくありません。
案件数を重視する方には特にオススメです。
「量より質」などと近年は言われていますが、それは「量」がしっかり確保されてからの話。
しかも求人数の多さとは、求職者にとっては選択の広さを意味します。
MS-Japanのサービス内容
- 面談(カウンセリング)
- 履歴書・職務経歴書等の書類の添削
- 面接対策・アドバイス
- 年収交渉や退職のアドバイス・サポート
求人数の多さが強みのMS-Japanですが、個々のサービス内容も他のエージェントに決して引けを取りません。
弁護士・公認会計士・税理士の求人・転職なら【MS-Japan】
MS-Japanを他社と比較してみる
ここではMS-Japanを他社と比較してみます。
公認会計士や税理士を得意とする代表的な専門エージェントを以下に並べてみましたが、一目瞭然です。
MS-Japan | A社 | B社 | |
---|---|---|---|
公開求人数 | 9,000件以上 | 約4,000件 | 約3,000件 |
主な年齢層 | 20代~50代 | 20代~40代 | 20代・30代中心 |
得意分野 | 管理部門・士業 | 公認会計士・税理士 | 公認会計士・税理士 |
🍀求人数
求人には公開案件以外に非公開の案件があります。
一般的には非公開案件が多いと公開案件は少なかったり(あるいはその逆だったり)するものですが、MS-Japanは公開・非公開ともに大変充実しています。
🍀年齢層
他社と比べるとこれも明らかです。
扱う年齢の範囲が異なります。
もちろん、年齢についてはどのエージェントも経験やスキルによって弾力的に対応してくれますが、
公式に幅広い年齢層を示してくれるのは、特にミドル以上の方にとっては心強いものです。
🍀得意分野
経理や財務を得意とするのは良いとして、管理部門・士業全般にわたって広く扱っているのはMS-Japanの最大の強みと言えます。
例えば筆者は会計士×弁理士といった異業種ダブルホルダーですが、こうした士業従事者にも有益です。
会計士や税理士は得意だけれど、それ以外はちょっと…となると求職者の選択肢はその分少なくなってしまいます。
MS-Japanのメリット

- 管理部門・士業を幅広く扱い、求人数も業界最大級
- 歴史があり、実績も豊富
- 20代から40代、50代と年齢も幅広く対応可
- 非公開求人も充実
管理部門・士業を幅広く扱い、求人数も業界最大級
経理・人事・法務といった管理部門(資格でいえば、会計士・税理士・弁護士・社会保険労務士等)を専門に扱っています。
そのため求人数が多いのですが、それとは別に非公開の求人数も充実しています。
今日では士業と言えども、活躍の場は専門ファームだけとは限りません。
それこそ事業会社、コンサル会社、金融機関等幅広く転職していく時代です。
そんな中で様々な領域に対応できるのは、求職者のキャリアの可能性が広まることを意味しています。
もちろんカウンセラーも各職種ごとに精通しているので安心です。
歴史が長く、実績が豊富
MS-Japanは30年以上の歴史と、2万人以上のサポート実績を誇ります。
こうした実績はノウハウや信頼の蓄積に結びつくのですが、求人企業にとっては安心して人材を集められることを意味します。
結果、信頼強化が求人企業とのパイプの太さにつながり、各種交渉のしやすさや、求職者のアピールのしやすさとなって表れてきます。
やはり歴史が長く実績が豊富であるのは大切なポイントと言えるでしょう。
人材って本当に大切です(「人財」と言ってもいいくらいです)。
それをエージェントに託すわけですから、エージェントとの信頼関係は強固なものです。
でも、この信頼って一朝一夕にできるわけではありません。
やはりそれなりの歴史と実績があるからこそ、「わが社の(人事)のことを熟知しているMS-Japanさんに、ウチにふさわしい人材を紹介してもらおう」
こう思うわけです。
20代から40代、50代と年齢も幅広く対応可
転職は年齢が高くなるにつれてハードルが上がります。
結果として、エージェントが扱う年齢層は20代・30代が中心、といったところが少なくありません。
そんな中で40代、50代以上の年齢層にもしっかり対応してくれるのは、ミドル層以上にとっては心強いものです。
上で述べた豊富な求人数と実績、そして求人企業との信頼があるからこそ、こうした柔軟な対応が可能であると言えます。
実際リサーチしていて特に気づいたのは、経験豊富な方のポジションが充実していること。
実は、事業会社のマネジメント職やリーダー職は、必要な人材が不足していると言われています。
ですので、年齢や資格に関わらず、特に実務経験・マネージメント経験が豊富な方はMS-Japanの登録をオススメします。
非公開求人も充実
MS-Japanは公開求人が多いのですが、実は非公開の求人がさらに充実しています。
確かに求職者側からすれば、非公開って、透明性が低いとも思われがちですが、マイナス面ばかりではありません。
非公開求人は(もっぱら求人企業側の事情によるものの)それだけ重要かつ優良案件を抱えているということです。
しかも非公開求人の中には、MS-Japan限定の独占案件が少なくありません。
これまた、信頼関係があるからこそ、そうした案件をエージェントに依頼できるということです。
MS-Japanのデメリット
- 未経験者の求人が意外と少ない
- 担当者の質にバラツキあり
- 対応エリアが首都圏、関西、東海に偏っている
未経験者の求人が意外と少ない
広い年齢層に対応してくれMS-Japanですが、意外と未経験者の求人が少ないようです。
例えば税理士・科目合格者で未経験を検索してみると、190件ほどとなりました(令和5年8月時点)。
ですので未経験者は、別のエージェントとの併用を検討した方がよいでしょう。
ただし情報収集の意味も含め登録しておいて損はありません。
担当者の質にバラツキあり
上のコメントにもありましたが、どんなエージェントでも必ずと言ってよいほど付いて回る問題です。
「連絡がこない」「急かされた」といったコメントが(残念ながら)MS-Japanでも散見されました。
筆者も口コミ等を調べていて感じたのですが、担当者の対応に不満を示す声がやや多めに聞かれました(ただしエージェントの規模自体が大きいので、そうしたケースもある程度目立ってくるのだと思われます)。
対応エリアが首都圏、関西、東海に偏っている
これも特化型エージェントにありがちですが、どうしても首都圏、関西、東海エリアに偏りがちです。
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MS-Japanをおすすめできる人・できない人

おすすめできる人
- 会計士・税理士等の有資格者
- 管理部門で働きたい人
- 求人数や実績を重視する人
- 経験豊富なミドル層
MS-Japanは管理部門・士業全般に強いため、これらを希望される全ての方にオススメできるエージェントです。
特に会計士・税理士特化のエージェントは比較的若い年齢層(20代・30代)が中心だったりするのですが、
このエージェントは50代以上にも対応しています。
経験豊富なミドル層も安心して利用できます。
おすすめできない人
- 管理部門以外を希望する人(営業職など)
- 地方に就職希望の人
- 未経験者(特に税理士科目別合格者は注意)
上では広範囲のニーズに応えられるエージェントであると言いましたが、もちろん相対的ながら弱みもあるものです。
注意したいのは、地方を希望される人や未経験者の方について。
これらの方も、絶対に無理、ということではありません。
ただし、希望通りの案件が紹介されるとは限らない、ということです。
ですので(繰り返しにまりますが)MS-Japan一本に絞るのではなく、他のエージェントとの併用をお願いします。
MS-Japanを利用する際の注意点
- 担当者が合わないときは変更の申し出をする
- 希望する条件に優先順位をつけておく(100%思い通りになるとは限らない)
担当者が合わないときは変更の申し出をする
担当アドバイザーも人間である以上、どうしても相性が合う・合わないの問題は避けて通れません。
例えば、担当者の厳しめのアドバイスが、ある人にはプラスに思えても、別の人にとっては不快に感じられる、ということはよくあることです。
実務経験があり、それなりに価値観が出来上がっている大人なら尚更です。
なので、特に納得いかない場合は遠慮なく担当者の変更を申し出ましょう。
希望する条件に優先順位をつけておく(100%思い通りになるとは限らない)
上でも触れましたが、エージェントが求職者のリクエストだけを優先することはあり得ません。
つまり希望がすべて叶う保証はないということです。
そこで大切なのが優先順位をつけておくこと。
特に絶対に譲れない条件を事前に明確にしておき、その旨をエージェントに伝えておくことは大切です。
MS-Japanと併用すべき他のエージェント
併用すべきオススメの他のエージェントを紹介しておきます。
※各エージェントのプロモーションを含みます。
ヒュープロ | ジャスネットキャリア | レックスアドバイザーズ | マイナビ会計士 | マイナビ税理士 | |
得意分野 | 会計事務所 税理士法人 | 公認会計士 税理士 | 公認会計士 税理士 | 公認会計士 | 税理士 科目合格者 |
主な年齢層 | 25歳~50歳 | 20代・30代 | 20代~40代 | 20代・30代 | 20代・30代 |
設立(歴史) | 2015 | 1996年 | 2002年 | 1973年 | 1973年 |
公認会計士・同試験合格者の方はこの中から、ジャスネットキャリア・レックスアドバイザーズ・マイナビ会計士を合わせた合計4社の併用をオススメします。
他方、税理士・科目別合格者の方は、ヒュープロ・ジャスネットキャリア・レックスアドバイザーズ・マイナビ税理士を合わせた中から3社もしくはすべてを(MS-Japanに加えて)併用するとよいでしょう(特にヒュープロはオススメです)。


MS-Japanへの登録から内定・入社までの流れ

登録は実にシンプル。1分で完了します。
もちろん無料です。
電話等のリモートも可能です(※)。
ここでできる限り希望条件を伝えておきます。
非公開の求人も含めて、求人紹介があります(特にMS-Japanは非公開求人が充実しています)。
また、具体的に応募する前に、履歴書や職務経歴書の添削を受けます。
事前に面接対策をしてくれます。
特にMS-Japanの面接アドバイスは定評があるので、有効活用しましょう。
いよいよ転職活動の最終段階です。
内定後のフォローもMS-Japanなら万全!正式入社の前に条件面の確認から年収交渉、さらには退職アドバイスまでしていただけます。
(※)この中で一番大切なのは面談(カウンセリング)です。
この1時間余りの時間で(少なくともこのエージェントでは)大まかな方向性が決まってしまいます。
それこそ(膨大な選択肢からの)提案はもとより、各種アドバイスまでをも左右します。
もちろん気負う必要は全くなく、あくまで自然体で構いません。
正直にこれまでの経歴や希望を伝えればよいのです。
ですので、できるだけ対面で面談をするのがオススメです。
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【Q&A】MS-Japanに関してよくある質問

