公認会計士試験に受からない人の特徴を解説&対策もしっかりカバー!

公認会計士試験は合格率約10%の難関試験です。

大部分の人が一生懸命勉強するものの、早く合格する人とそうでない人が分かれてきます。
そんな中で、例えば

  • 試験に受からない人の特徴ってあるの?
  • そうならないための対策は?
  • 自分は受験が長引いているが、どこがいけないんだろう
  • 次こそ絶対何とかしたい!

のような疑問や悩みがあると思います。

もちろん、会計士試験に失敗したくて勉強している人はおりません。

ですが、知らず知らずのうちに、試験に受からない(やってはいけない)勉強をしてしまうことはあるのです。
これが本当にコワい!

そこで、この記事では公認会計士試験に受からない人の特徴とその対策について解説していきます。

同じような失敗を回避してもらうとともに、受験が長引いている人には突破口を見出せるようにしていきます。

目次

公認会計士試験に受からない人の特徴7つ

この記事では予備校や専門学校に通っていることを前提とします。

また、勉強のやり方自体にスポットを当てますので、勉強時間の不足やメンタル面(心構え)についての問題は割愛します。

なお、社会人が受かりにくい理由は別記事にて扱っています。

科目ごとの得意・不得意が激しい(特に計算科目を怠る)

公認会計士試験は、多様な受験科目が存在します。
結果として、勉強していくうちに得意不得意がでてくるものです。

ですが科目ごとの成績に相対的なバラツキがでてくると合否に影響してきます。

やっていくとわかりますが、勉強も答練後期に入ると、このうちの得意科目の成績が気になってきます。

しかもこの得意科目(ばかり)に注力したくなるのですが、注意が必要です!

苦手科目が無意識のうちに置き去りになってしまうのです(他方、自分では万遍なく勉強してるつもりだったりします)。

特に理論科目は勉強してて結構面白みを感じますし、(不必要に)深入りしたくなる人もいるくらいです。
答練等で成績上位に常連すれば尚更です。

他方で、そういう人に限って計算科目(特に簿記)が苦手科目になってしまったりします。
面倒なうえ、体で覚えなければならず、しかも時間がかかります。

ところが、財務会計の配点は他の科目の倍であり(短答)、真っ先に得意にしておかなくてはなりません。

財務会計の短答では、ズバリ70%を取ることが合格の大前提
この70%にある程度目途がついたうえで、監査論や論文試験等に力を入れるべきです。

難問や枝葉の論点にも取り組もうとする

誰もができるところを落とさない。
逆に言うと、難しい問題、誰もできない問題(いわゆる埋没問題)はどうでも良い。

会計士試験に限らず、受験勉強の鉄則です。
今の試験は科目別に足切りが設けられているので尚更です。

ところが(初心者と成績上位者に多いのですが)難しい論点も含め、全てをカバーしようとする人がいます(いわゆるCランク論点も潰しにかかろうとします)。

確かに初心者でしたら、学ぶものが新鮮で張り切りたくなるものですよね。

また勉強していくうちに「他の受験生に差をつけたい」とか「本番で出たらどうしよう」なんて心理も働いてくるでしょう。

予備校のテキストでは一応すべての論点が載っていますし、授業でも扱うかもしれません。

ですが、時間と労力は限られていますし、全ての論点を潰すのは事実上不可能です全てやっていたら、頻出論点への学習がそれだけ減少してしまいます)。

答練などの実践訓練も同様です。
解ける問題、やさしい問題から解いていきます。

難しい問題から解こうとしていると、いつまでたっても試験で問題の難易度を見抜く力が養えません(例えば管理会計では、こうした受験戦術も重要)。

その結果、本番では難しい問題にハマり、誰もができる基本問題を取りこぼして…なんてことになってしまうのです。

結局、会計士試験では、学力と同時に取捨選択の有無と勉強法自体が事実上チェックされます。

今日では、皆同じような情報・教材で勉強しているので、学習内容で極端に大きく差がつくことはないはずです。
代わって取捨選択と勉強法で受験の成否は決まるといえます。

答練や模試を受けない

一生懸命勉強したのに自分の弱点等がさらけ出されるのは、気持ちのいいものではありません。

ですが、答練や模試を受けないでいると、本試験合格には一歩も近づけないと考えるべきです。

あくまで受験勉強の中心はアウトプット(実践訓練)です。
調査研究や情報収集とは全く異なります。

それは、計算科目はもちろんですが、理論科目でも同じ。

中には、問題と解答・解説を読んでマーカーするだけの人がいます。
楽ではありますが、アウトプットではありません。

しかも、本人は(マーカーを引くだけで勉強した気になるのでとても厄介です(ヒドイ場合は、あちこちの予備校の答練集めに終始する人もいる)。

論点主義的な勉強法に陥る

財務諸表論など、理論科目で多い誤った勉強法です。
問題集を使って、個々のテーマ(論点)とその答えをインプットする(だけ)というもの。

確かにQ&A方式の勉強は、直前期の整理・確認には効果的ですし、通常の受験勉強でも効率的で即効性があるように思えます。
ですが、基礎も含め体系的な学習を経ておらず、自ら思考することをも妨げてしまいます。

要するに単なる丸暗記であり、クイズや雑学と同じです。

こちらも、勉強した気になりますが、やはりアウトプットではありません。

もちろん応用もききませんし、本試験でも全く同じ問題でなければ正解は書けません。

この勉強法に陥ると、極端な場合(上で述べたように)答練を受けなくなってしまいます。

パターン学習の弊害(問題をよく読まない・考えない)

会計士試験では、アウトプットを通じて徹底的にパターンを頭に叩き込んでいいきます。

ところが、これには弊害もでてきます。

条件反射的に解けるようになる半面、問題をしっかり読まなくなったり、考えなくなったりするのです。

こうなると、短答の過去問などは、単に正解か不正解だけの確認だけで済ませてしまいます。

論文では覚えている答案パターンを吐き出すだけ、なんて具合です。

そして、さらに恐ろしいのが問題文の読み飛ばし。

本番でやってしまったら一発アウト!
自分だけがやらかしてしまうのですから(例えば、毎年「正しいものを選べ」なのが、本試験では「間違っているものを選べ」になっていた、など)。

ですので、例えば簿記では、問題文は暗記するつもりで集中して読み込み、あとは目をつむって電卓をたたくだけ、ぐらいの意気込みで臨みます。

予備校の模試や答練に慣れることの弊害

どちらかというと、受験勉強が長くなってしまった成績上位者に多いのではないでしょうか。

要するに予備校慣れの問題です。
予備校の答練や模試は、いつも成績上位なのに本試験では失敗してしまうのです。

気づいている人も多いと思いますが、実は本試験の問題は、予備校の答練や模試とは少し雰囲気が異なります。

予備校の答練や模試は、本当によくできていて学習効果を高められるようにできています。

それに対して本試験というのは、洗練されていないというか、何か違和感がありますよね(言葉が悪くて申し訳ないのですが、どこか出来損ないのような感じが無きにしも非ずです)。

予備校に慣れていると、ある意味で頭が温室育ちのようになってしまい、つい「本試験も予備校のような問題を出題してくれたらなぁ」なんて思ってしまいます。

ですので、そういった弊害を少しでも緩和するために

  • 早い段階から過去問を徹底的に研究する
  • あえて何も準備や予習をせずに答練や模試を受けてみる
  • 他の予備校の模試を受けてみる(他流試合をする)

特に2番目と3番目は点数を取りづらい環境に身を置いてみる、ということです。

最高の状態ではなく、最悪の状況を想定していくのです。

直前期のラストスパートが足らない

本番の直前には模擬試験があります。

これを一つの勉強の目安にしている人もいるでしょう。

確かに、この模試の成績が本試験の合否の目安になることは否定できません。

ですが、本当の戦いはこの模試の後です。

ここで特に気をつけたいのが、試験本番までの調整やスケジュール

これがしっかりしていないと、実力をピークに持っていくことができません。
本番の詰めが甘くなってしまうのです。

ですので、とにかく勘が鈍らないように計算をコンスタントにやりつつ、暗記事項に漏れがないようにしていきます(そのためのスケジューリングをします)。

そしてもう一点注意したいことがあります。

直前の模擬試験で燃え尽きてしまう人、普段の成績が好調なため直前で気を抜いて失敗してしまう人
そういった残念な受験生が後を絶ちません。

どこかで真のゴールをはき違えてしまっているのですね。

むしろ本番まで緊張感を保つために、直前の摸試では(わざとではなく)多少失敗してしまった方がよいくらいです。

公認会計士試験になかなか受からず悩んでいる人へのアドバイス

上で述べた事項を意識していただけるだけで、合格にかなり近づけると思います。

それとは別に、受験勉強が長くなってしまっている方(特に予備校等での成績が比較的上位の方)にお届けしたいことがあります(内容的には重複しています)。

立ち止まって問いかけてみる

  • プライドもあって、他の受験生との差別化を図ろうとしてないか
  • 特に理論科目に過度に執着していないか
  • 模試や答練の成績にこだわっていないか

本試験に受からない人の(受験の手応えに関する)感想に「(本試験が)やさし過ぎて、できなかった」というのがありました。
長い間の受験勉強による矜持のようなものが見え隠れしています。

それ自体は悪いとは思わないのですが…

答練では難しい問題から解こうとしたり、研究者顔負けのノートを作成していたりと、見ているこっちが圧倒されます。

ですが、一方でこうした人たちの半分、否、3分の1の知識量で抜いていく合格者が多数います。
しかもその合格者達の普段の成績はずっと下だったりします。

今更、こんなこと言うのは釈迦に説法ですが

本試験に受かる人というのは、ズバリ

あまり面白くない(特に目立たない)、でも大きくケチをつけるところもない、フツーの人

です。

極論すれば、ありきたりのことが完璧にできる、ただそれだけです。

今一度、入門生の頃に立ち戻る

  • 本試験の成績をしっかり分析する
  • 今一度入門・基礎テキストに立ち戻る
  • 得意科目の勉強を半分にし(計算を除く)、苦手科目に力を入れる
  • こだわってきた論点や知識にサヨナラする勇気を!

少しコメントします。

結論としては、試験合格に不要なものは捨てる、ということです。

そこでまず具体的にすべきは、本試験の成績の分析です。相対的に苦手となっている科目を確認します。
これにとにかく力を入れるのです。

逆に(計算を除き)得意な理論科目の勉強は半分にします。

同時に自分が抱えてきたレジュメ等も、思い切って半分以下にします。

Cランクの論点も全て切り捨ててみましょう。

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公認会計士に受からない人の特徴:まとめ

公認会計士試験に受からない人の特徴について解説していきましたが、いかがだったでしょうか。

まとめますと

  • 科目ごとの得意・不得意が激しい(特に計算科目を怠る)
  • 難問や枝葉の論点にも取り組もうとする
  • 答練や模試を受けない
  • 論点主義的な勉強法に陥る
  • パターン学習の弊害(問題をよく読まない・考えない)
  • 予備校の模試や答練に慣れることの弊害
  • 直前期のラストスパートが足らない

こうしてみると結構多いですね。
というより会計士試験って落し穴だらけ、罠だらけですね。

逆に言えば、この罠に引っ掛からなければ、グンと合格に近づけるわけです。

心当たりのある人は、今からでも間に合いますので、是非変えてみてください。

皆様が受験生から実務補修生になるのを願っています。

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